シングルオリジン

コーヒー豆は国やエリアの名前で区分され、取引されたり提供されてきました。「ブラジルコーヒー」「コロンビアコーヒー」「エチオピアコーヒー」などの国名や「ブルーマウンテン」「キリマンジャロ」などのエリア名に聞き馴染みのある方も多いのではないでしょうか。これらのコーヒーは違う品種のものも生産処理場でまとめて生産されます。また、味のバランスをとるためにわざと品種を混合させ、ブレンドされるコーヒーも多く出回っています。
シングルオリジンとは、それに対して、違う品種の豆をブレンドせずに同じ生産地のものだけを使うことです。よりそのコーヒーの品種の個性を鮮明にし、楽しもうとするため、焙煎度合も豆によって変えられるようですが、浅煎りが中心となっているようです。ただし、深煎りに比べ浅煎りは水分が多く残るため、消費期限は短くなるそうです。
サードウェーブコーヒーにとって、シングルオリジンは外せない条件となっており、その個性を活かすような煎り方、淹れ方でコーヒーが提供されています。シングルオリジンのコーヒーは、例えば「やわらかな酸味と果実のような甘み」、「透明度のある甘みに重たい香り」などと味が表現されるなど、まるでワインの様に楽しまれることが多いようです。豆の個性を楽しめるということに加え、食品の安全性を求める人にとってもシングルオリジンが支持されているようです。生産農園や生産方法まで明確で、他の豆が混じっていないという安心感が支持される理由のようです。