豆の煎りによる違い

コーヒー豆はその焙煎の度合いによって浅煎り、中煎り、深煎りに分かれます。焙煎の度合いは個人の味の好みや、豆の持つ水分量によって変わってくるそうです。浅煎りは焙煎の時間が短いもので、色は薄い茶色程度であることが多いようです。日本では「アメリカンコーヒー」と言うとコーヒーをお湯で割って薄くしたようなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、本来のアメリカンコーヒーは浅~中煎りのアメリカンローストと呼ばれる豆で入れられたコーヒーのことを指します。
酸味が味わえるのが特徴で、シングルオリジンのコーヒーを楽しむのに適した煎り方とされ、サードウェーブコーヒーの中ではこの浅煎りが主流となっているそうです。これに対し、深煎りは長い時間焙煎したもので、茶色の色が濃く、表面に脂や糖分がにじみ出てて光沢が出ています。「深煎り」というと豆の色の印象で「苦い」というイメージがもたれがちですが、豆の糖分がにじみ出てカラメルとなって光沢になっており、実は甘味があるそうです。
セカンドウェーブで主流となったシアトルコーヒーでは、この深煎りがブームになっていました。どの豆でも深煎りにできるわけではなく、水分量の多い豆が深煎りに向いているそうです。向いていない豆を深煎りすると炭化し、ただの苦いコーヒーとなってしまうようです。濃い色のものの方がカフェインが多く含まれているように見えるかもしれませんが、焙煎の過程でカフェインがある程度抜けていくため、実は浅煎りの方がカフェインが強く、深煎りの方がカフェインが弱いそうです。