喫茶店とコーヒー

文明開化の明治時代に、コーヒーを提供する最初の本格的喫茶店ができ、その後戦争を経て、コーヒー豆の輸入が再開されると時代に合わせて様々な喫茶店ができ、コーヒーが出されました。シャンソン喫茶や歌声喫茶など音楽系喫茶店、雑誌やコミックを楽しめるマンガ喫茶などが人気を博しました。そんな中でもコーヒー豆や淹れ方にこだわりを持つ店は純喫茶と呼ばれ、カウンターだけのお店などこじんまりとしたお店でマスターが淹れる自慢のコーヒーを楽しみにするお客も多かったようです。
一方、少し空いた時間を手軽にコーヒーを飲んで過ごしたいという客のニーズから、セルフサービス形式のカフェも人気を集め、チェーン店などが多く全国に出店されました。携帯電話のなかった頃、喫茶店は待ち合わせ場所の定番でもありました。携帯電話の普及もあり、喫茶店の数は減ったようですが、国内のコーヒーの消費量は減っていないそうです。
その理由としては、缶コーヒーやコンビニなどで提供されるコーヒー、さらに自宅でのコーヒー消費量が増えていることが挙げられます。特に缶コーヒーは日本独自のコーヒーとも言われているそうです。数自体は減った喫茶店ではありますが、深煎りエスプレッソをベースにアレンジを加えたシアトル系コーヒー、浅煎りで豆本来の味や香りを楽しむサードウェーブコーヒーなど、こだわりを持った喫茶店が次々と誕生し、雑誌やTVで特集を組まれるなど人気を集めているようです。